中古車を購入する際には、車両価格以外にも必要経費がかかります。
「最終的にいくら必要なのか」を分かりやすく伝えるため、最近では中古車の販売店や雑誌で総額表示を始める企業が増えてきました。
総額表示に「何が」「いくら」含まれているのかを分かりやすく解説します。
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中古車の総額表示に含まれる項目
一般的に総額表示をしている場合は、これ以上は費用はかからないという意味で使用されています。
ですので中古車の場合は、本体価格に加えて以下の項目が含まれています。
- 自賠責保険代
- 重量税
- 整備代(車検が必要な場合も含む)
- 登録手数料
- 消費税
- その他
1. 自賠責保険代
中古車の場合は車検の残り期間によって、残っている車検をそのまま使用する場合と新たに車検を受け直す場合があります。
残っている車検をそのまま利用する場合はそれと同じ期間分の自賠責保険代、車検を受け直す場合は24ヶ月(25,830円)の自賠責保険代が含まれています。
2. 重量税
車検を受ける際に必要な重量税です。
車両重量により異なり、軽自動車で6,600円、普通乗用自動車で16,400円~41,000円です。
残っている車検をそのまま使用する場合はこの項目は発生しません。
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3. 整備代
自動車の整備に必要な費用です。
整備士の工賃や交換パーツ代などが該当します。
中古車販売店にもよりますが、30,000円前後が一般的です。
車検を受け直す場合も必要な整備代は含まれています。
4. 登録手数料
車の名義変更(または新規登録)や各種書類の作成など、必要な手続きに関する販売店の手数料です。
相場的には10,000円前後です。
5. 消費税
課税対象の経費についての消費税も含まれています。
100万円の車両価格であれば消費税だけでも80,000円になります。
6. その他
上記以外に「納車費用」や「クリーニング代」などが含まれている場合があります。
また「車庫証明」の書類発行を販売店に代行依頼した場合は、別途費用がかかることもあります。
総額の相場はいくら
総額表示になっている場合は、およそですが車両価格+150,000円~200,000円が加算されていると考えておきましょう。
逆に車両本体価格を提示して販売している場合は、上記の値段が別途必要になりますので準備しておきましょう。
総額10万円以下の車は価値ゼロ?
中古車は販売時に150,000円前後の諸経費がかかります。
そのため、総額表示で100,000円~200,000円の車は仕入れ時にほぼ0円で仕入れている車ということになります。
そうでなければ100,000円前後で販売できません。赤字になります。
車を購入する際はコストも安くてありがたいですが、自分が手放すときには価値はほとんど付かないと考えておくほうがよいでしょう。
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