車の所有者と使用者の違い。税金や任意保険、売却への影響について

車買取

車には、所有者使用者という2つの名義が登録されています。

一般的には、車を一括で現金購入した場合は所有者=使用者=自分名義ローン購入した場合は所有者=ローン会社(ディーラー名義)、使用者=自分名義となっています。

車を現金購入 車をローン購入
所有者 自分 ローン会社
(またはディーラー)
使用者 自分

所有者も使用者も自分名義なのか、使用者だけが自分名義なのかによって、与えられる「権利」と「義務」が異なります。

どのような違いがあるのかを見ていきましょう。

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所有者と使用者の違い

所有者と使用者では与えられる「権利」と「義務」が違ってきます。

所有者の権利と義務

車の所有者には、車の売却や廃車手続きを自由に行える権利があります。

所有者は車を所有する権利を持っていますので、自分の意思で車を売却したり、廃車の手続きをすることができます。

誰にも許可を得る必要はありません。

一方で、所有者には納税の義務が生じます。

年に一回、4月1日時点での車の所有者には自動車税の支払い納付書が届きますので、5月末までに税金を納付する必要があります。

さらに所有者には車の管理責任もあります。

所有者の管理責任については後ほど詳しくご説明します。

使用者の権利と義務

車の使用者には、原則として権利や義務はありません

使用者は「所有者の車を運転している人」という扱いになりますので、自分の意思だけでは車を勝手に売却したり、廃車の手続きをすることはできません。

売却や廃車手続きを行いたい場合は、所有者の許可を得る必要があります。

自動車税の納税については、本来は所有者の義務となっていますが、所有権留保により所有者がローン会社やディーラーとなっている場合は「使用者」に納税の義務が生じますので、間違えないようにしましょう。

「所有権留保」とは、車をローン購入した場合に返済が終わるまでは担保として車の所有権をローン会社が持っている状態をいいます。ローンを完済すると所有権留保の解除申請を行うことができます。

関連記事:車の使用者と所有者が違っても売れるの?

 

所有者の管理責任について

車を運転しているとどうしても避けられないのが、事故や盗難などのトラブルです。

「事故を起こした場合に誰が責任を取るのか?」

と問われれば、もちろん車を運転している使用者が責任を取らなければいけません。

ただし、所有者が全く無関係でいられるかというとそうとも限りません。

事故を起こした使用者が賠償責任を負えずに逃亡したり、音信不通になったりした場合には、所有者に責任がかかってくる場合もあります。

 

車の所有権解除について

「あれ?車を売却しようと思って車検証を見てみたら、所有者が自分ではなかった」

車検証を見てビックリされる方も多いと思いますが、車をローンで購入されている場合は、大体このパターンになります。

所有者=ローン会社(またはディーラー)で、使用者=自分というパターンです。

車の所有者が自分名義ではない場合、買取業者に持ち込んでも売却することはできません。

所有者の譲渡証委任状が必要になるためです。

所有者が自分名義ではない場合に車を売却するには所有権解除という手続きが必要になります。

簡単にいうと所有者の権利を自分に譲ってもらうということです。

この場合はいくつかのパターンに分かれます。

車を現金で一括購入している場合

車を現金で一括購入している場合は、所有者=使用者=自分名義になっていることが普通です。

現金一括購入した場合に所有者が販売店になっている場合は、ちょっと怪しい販売店といってもいいでしょう。

所有者が販売店になる正当な理由はありませんので、所有権解除は当然できます。

所有者が販売店名義になっている場合は、電話で連絡をすることで所有権解除に必要な書類を送ってもらうことができます。

ローン購入で、すでに完済している

車をローン購入して、ローンの支払いがすでに終わっている場合も所有権解除はできます。

所有者(ローン会社やディーラー)に所有権解除をしたい旨を伝えれば、必要な書類を送ってくれます。

ローン購入で、支払いが残っている

車をローン購入して、ローンの支払いが残っている場合は、そのままでは所有権解除の依頼はできません。

この場合、車の買取業者などで査定してもらったときに査定金額がローンの残高を上回れば売却することは可能です。

査定金額でローンを完済することができますので、売却可能です。

もし査定金額がローン残高を下回った場合でも、自分で現金を追加で払ってローンを完済できる場合は売却することは可能です。

唯一、売却が難しいのは査定金額がローン残高を下回り、現金を追加で支払ってローンを完済できない場合です。

この場合は、もう少しローン残高を減らすまで支払いを続けるか、ローン会社と直接連絡をとってローンの組み直しの相談などをする必要があります。

つまり、車を売るときにローンが完済できるかどうかがポイントになります。

関連記事:ローンが残っている車の売却手順

 

車を高く売るコツ

車買取は複数の見積り査定が大切です

車を高く売るコツは、複数の買取業者から査定見積りを取ることです。

私が以前に車を売却した際も、一番高い業者と一番安い業者で20万円も査定金額に差がありました。

各社の金額を比較してから売却先を決めましたので、損はしませんでしたが、もし一社だけで決めていたらと思うとゾッとします。20万円ですよ・・・。

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車一括査定を利用するメリット

一括査定が便利です

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店舗での持ち込み査定は混雑していると数時間も待たされることもあります。いきあたりばったりで進めていると複数の見積りを取るのに何週間かかるか分かりません・・・。

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