「そういえば、車検証の名義変更をしていなかったな」
車を売却する際、車検証の名前や住所が現在と異なる場合は必要な書類が少し増えます。
車検証の情報が古いままでも、車は売却できますのでご安心ください。
どんな書類が必要になるのか、ご説明します。
車をはじめて売却する方はこちら
⇒はじめて車を売るときの流れ
必要な書類はそろっていますか?
⇒車を売るときの必要書類(普通自動車/軽自動車)
いくらで売れるか知りたい
⇒車の買取相場を調べるには?
「旧住所」の場合に必要なもの
車検証が旧住所の場合、旧住所から現住所までの変更履歴をつなげるための書類を揃えればよいと理解して頂ければと思います。
引越しが1回だけなら「住民票」を提出
引越ししたのは1回だけ、つまり車検証に記載された旧住所が1つ前の住所の場合は、現住所の「住民票」を提出します。
住民票には1つ前の旧住所が記載されていますので、引越しが1回であれば旧住所と現住所の変更履歴をつなげることができます。
引越しが2回以上なら「住民票」と「住民票の除票」を提出
車検証の記載された住所から2回以上の引越しをした場合は、現住所の「住民票」に加えて、旧住所の「住民票の除票」も提出します。
つまり、2つの書類が必要となります。
住民票の除票には、以下の3つが記載されています。
- その市での最終住所(★)
- (★)の1つ前の住所
- (★)から引越した先の住所
例えば、A市(車検証の住所)→B市→C市(現在)と引越しをした場合は「C市(現在)の住民票」と「B市での住民票の除票」を提出することで、A市→B市→C市(現在)の住所変更をつなげることができます。
同一市内で引越しを繰り返した場合は、通常の住民票にこれまでのすべての旧住所を表示してもらうよう役場で申請する際に依頼しましょう。
引越し回数が多い場合は「戸籍の附票」がおすすめ
引越し回数がかなり多い場合(例えば5回以上)は、住所変更の履歴をつなげていくために、何箇所もの市区町村で住民票の除票を発行する必要も出てきます。
費用も時間もかかりますので、そういった場合は住民票の除票ではなく、「戸籍の附票」を提出する方法がおすすめです。
戸籍の附票は、これまでの住所変更のすべての履歴が記録されていますので、住民票の除票を何枚もつなげて住所変更の履歴を確認するような必要がなくなります。
戸籍の附票1つですべて確認が取れます。
ただ、戸籍の附票は、本籍地の市区町村役場でしか発行できませんので、遠方の場合は郵送の手続きを利用するなど手配する段取りを考えておきましょう。
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「旧姓」の場合に必要なもの
車検証が旧姓の場合、旧姓から今の名字までの変更をつなげるための書類を揃えればよいと理解して頂ければと思います。
車検証に記載された名前が結婚前の旧姓の場合は「住民票」または「戸籍謄本(戸籍抄本)」が必要になります。
同一市区町村内で名前や住所の変更であった場合は「住民票」に旧姓や旧住所を記載してもらうことができますので、申請時に依頼しておきましょう。
他府県にまたがる変更の場合は、住民票では名前と住所のつながりを確認できませんので「戸籍謄本(戸籍抄本)」を提出する必要があります。
戸籍謄本(または戸籍抄本)は、本籍地の市区町村役場にて発行できます。
関連記事:車の使用者と所有者が違っても売れるの?
「旧姓」かつ「旧住所」の場合に必要なもの
車検証記載の情報が「旧姓」かる「旧住所」の場合でも、ここまでにご紹介した考え方と同じになります。
以前の情報から、現在の名字と住所までの変更履歴がつながる書類を準備します。
同一市内での変更であれば「住民票」を提出することで旧姓と旧住所を表示することができます。
他府県にまたがる場合は戸籍謄本(戸籍抄本)を提出しましょう。
普通自動車でも軽自動車でも同じ
車検証記載の情報が「旧姓」や「旧住所」の場合で車の売却するときに別途必要となる書類は、普通自動車でも軽自動車でも同じです。
現在までの変更履歴が分かる書類を提出する必要があります。
それ以外に必要な書類(通常の売却でも必要な書類)については、普通自動車と軽自動車で少し異なりますので、以下の項でご説明します。
その他に車売却時に必要なもの
ここまでで、車検証の記載が現在と異なる場合(旧住所や旧姓)に車を売却するときの必要なものをご説明しました。
車を売却する場合には、その他にも必要となるものがありますので、こちらも合わせて準備しましょう。
普通自動車を売る場合
- 自動車検査証(車検証)
- 自賠責保険証明書
- 納税証明書
- 印鑑登録証明書
- リサイクル券
- 実印
- 銀行口座
軽自動車を売る場合
- 自動車検査証
- 自賠責保険証明書
- 納税証明書
- リサイクル券
- 銀行口座
- 印鑑(認印可)
必要書類については「車を売るときの必要書類(普通自動車/軽自動車)」で詳しくご説明していますのでご参照ください。
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